MRJに学ぶ
国産初の日の丸ジェット旅客機「MRJ」の失敗について、原因と失敗から学ぶべき事について、技術的視点で書かれていると思います。
新聞系の記事で、三菱航空機の「社風」や「マネジメント能力」や「技術力」が問題だったと述べている記事もありますが、技術者視点で読んでいくと何が真に問題だったのかが書かれていません。また筆者の主観が入りすぎていたり、貶める事に終止していたりと、結局何が問題だったのかがやはり分からないままだったりする記事ばかりです。
しかしこの記事の 「経産省/NEDOは市場や基礎研究のところだけを見て絵を描き、三菱はそれを足掛かりにして事業化に取り組んだのですが、肝心の型式証明を手掛ける国交省は「蚊帳の外」だったという、驚くべき体制」が、この業界にも心当たりがあって何とも言えない気持ちになります。