スノージャム
豪雪地帯の小水力発電で注意すべきものに、スノージャムがあります。スノージャムとは河川に落ちた雪が一部の場所に溜まって通水を妨げてしまう現象です。
川に落ちた雪は浮いた状態で流されますが、これが滞留する場所があるとどんどん集まっていき、水中にも蓄積したりスノージャムの上に積雪する等によって、水流を妨害してしまう事になります。
今月、日中でも気温が-4℃の積雪地帯で作業をしまして、小さいながらもスノージャムを確認できました。写真はこぶしサイズですが、雪というより氷の塊に近い状態で、これが上流から時々流れてきました。
越流があるので大部分は蓄積する前に流れ落ちるのですが、写真の様に角部は流されずに残っていました。ここは定期的に人が来て清掃するとの事ですが、事故の無いように願っております。